「価値のインターネット」を目指した国際送金ソリューション
リップルは、アメリカに本拠を置く「Ripple, Inc.(リップル社)」が開発した、銀行間送金向けの総合的なソリューションです。リップル社は、国ごとに異なっている決済プロトコルをグローバルで統合し、あらゆる「価値」をEメールや情報と同様に安価かつ世界中どこへでも動かせるものにすることを目標に活動しています。
仮想通貨「XRP」はビットコイン(BTC)などとは異なり民間企業であるリップル社が中心となって開発していることが特徴で、XRPの発行量は1000億XRPと定められています。
リップルが構築するグローバル・ペイメント・ネットワーク
RippleNet上ではXRPと名付けられた電子トークンが活用され、異なる国の法定通貨同士の取引を円滑化しています。XRPは通貨と通貨を繋げる役割を持っており、RippleNetを利用する銀行は、外国の銀行との取引であってもそれぞれの国の通貨で取引ができるようになります。
RippleNetを使った送金が早い理由は、ビットコイン(BTC)とは異なるコンセンサス・アルゴリズムを採用しているからです。ビットコイン(BTC)では不特定多数のユーザーが取引の検証を行いますが、RippleNetではリップルが認めたバリデーターのみ取引の検証作業を行います。RippleNetのバリデーターの多くは銀行や決済代行業者などの金融機関です。
RippleNetでは一度レジャーに取引が取り込まれると、その取引が取り消されることはありません。ブロックチェーンが巻き戻ると取引が取り消されるビットコイン(BTC)とは違い、ファイナリティーが存在するのもリップルのペイメント・ネットワークの特徴です。
初心者向け仮想通貨の知識一覧